Pearl Pandeiro PBP-510、改造のハナシ。
1年ほど前、ハードオフでPearlのパンデイロPBP-510を見かけて、
即買いする値段でもないからスルーした。
もぅどこの店だったかも忘れてたけど、
先日、久々のお店にちょっと寄ってみたら、あぁコレだ。まだある。
一年近く買い手つかずっぽい。
改造して遊ぶにはちょうどいいかなぁと買ってみた。
な訳でイロイロと弄ってみてます。
•自作フープに交換
•タハーシャナット交換
•ヘッド交換
•自作鍛造プラチネイラに交換
総重量570g
→現在437g(-133g)
ヘッドを買いに行った西巣鴨でABさんに、出すなり苦笑され、
「楽器の体をなしてない」と言われてしまう……そんなブツではありますが…。
【以下詳細】
◯もとの仕様
•ヘッド=山羊皮/外巻き/65g
•胴=積層合板/220g(側面プレート含む)
•側面プレート=鉄?/プレス+溶接加工/赤色塗装
•タハーシャ=鉄?にクロームメッキ/23.5g
•ナット=19.5g
•フープ=アルミ?に赤色樹脂コーティング?/45g
•プラチネイラ=鉄?にクロームメッキ/197g
•総重量=570g
○フープ
それほど重いわけでもなく、赤いフープの意匠も捨てがたかったのだけど、市販ヘッドには径が大きすぎて使えない。
→アルミパイプを曲げて作成。剛性は落ちるけど、フープの重さは約半分。
○ヘッド
薄手の山羊皮。
パンデイロとしては妙な音。
外巻きなのも好みでないので、アルミ丸棒で芯になるフープを作って、まずは内巻きにしてみたが、ギリギリサイズにカット済みのため案の定、フチが何カ所か破れてしまった。
→GOPEのコーテッドタイプのプラヘッドに交換。
(GOPEナパヘッドも試してみたけど、なんじゃこりゃ…とすぐに外した)
○タハーシャ
ドラムチューニングキー型の四角頭のナットがむやみに重く、6つで20g近くある。
→黄銅製の六角高ナットに交換。ナット重さは半分に。
このもとのナットが側面プレートの穴にハマってセンターを出す形状になっていたため、ナットを交換するだけではタハーシャの遊びが大きすぎる。
→樹脂製カラーをはめて解決。
○プラチネイラ
プラチネイラ鉄板0.4mm、中子の鉄板1.5mm、5組で197g……えらく重い。
シャキシャキ+カポカポ+金属音。
→真鍮やアルミ板を切り出して鍛造。
板の厚み・質・組み合わせで、すごく音が変わるのを実感。
いろいろ試してみて、現在4枚構成。
•上皿=真鍮0.3mm厚
•中板の上=皿と同寸のアルミ0.3
•中板の下=皿の中に隠れる小径サイズの真鍮0.3
•下皿=真鍮0.3
【さらに以下、プラチネイラ構成の試行錯誤】
1.はじめは上下皿・真鍮0.2mm厚に、中板・真鍮0.1mm厚の同寸の組み合わせで
→音小さすぎ…
厚みが足りなくて単純に鳴ってない。
2.下皿を真鍮0.3mmに
→まだまだ小さい
中板が音を吸収してるっぽい。
3.中板をアルミ0.3の同寸に
→少し鳴るようになってきた
4.上皿を真鍮0.3に
→チャキチャキ、イイ感じ。
(上下/真鍮0.3、中/アルミ0.3同寸)
→けど、もうちょい色々試してみる
5.中板を完全に中に隠れる真鍮0.3小径サイズに
→鳴り過ぎてウルサイくらい
これはこれでアリかも。でも、いま欲しい音じゃない。
6.上皿を真鍮0.2に
→シャラシャラしてイイ。5.の音量が下がった感じ。
(上/真鍮0.2、中/真鍮0.3小径、下/真鍮0.3)
7.中板下側にもう一枚アルミ0.3同寸の中板を追加して4枚に
→響かない。3.に近いがさらにこもった感じ。
8.中板の上下を入れ替えてみる
→3.にシャラシャラが加わった感じ
9.上下皿を入れ替えてみる
→悪くないけど、音が小さい
10.下皿を真鍮0.3に
→4.にシャラシャラ音が加わった感じで良い。
(上/真鍮0.3、中上/アルミ0.3同寸、中下/真鍮0.3小径、下/真鍮0.3)
11.中上板をアルミから真鍮0.3同寸に
→10.が、より大きくより響くように。ちょっとキラキラした金属音が加わった。
とりあえず現在、10.に戻して使ってます。