ナイロン地にペイントするので、その前に定着性の検証しました。
ペイント後、洗濯機で水洗い12分、脱水1分。
上右から「染めQ」「布スプレー」「布描きえのぐ」「布えのぐ」、
下右から 「アクリルガッシュ+布描きえのぐ」「アクリルガッシュ+ファブリックメディウム」
いずれも「布えのぐ:赤」にて上塗り。
ただし布スプレーは、上塗りできず。
一目瞭然「布えのぐ/ターナー」に決定なのですが、一応それぞれの感想を。
○染めQ/テロソン
もともと溶剤系スプレー塗料なので粘度なくサラサラ。
そのため繊維に浸透しやすく、溶剤がマスクの下に回り込み、
マスキングテープは要をなしません。
濃色布に白地を作るには相当量吹かなければなりません。
○布スプレー/マービー
水性顔料系スプレー塗料、繊維の表面にのる感じで濃色を覆い隠します。
アイロンをかけないと粉が出るとのことで、
あて紙をして繊維の適温に合わせてアイロンがけをしたところ、
紙が貼りついてしまいました。
上塗りの発色を良くするために厚塗りしたのが原因かな?
水を垂らせば紙だけポロポロと剥がれるが、上塗りするには1度洗濯か必要。
○布描きえのぐ/ぺんてる
透明絵具でした。厚塗りしてみましたが地色は隠せませんでした。
洗濯後、厚塗りで繊維の上に乗った部分は剥がれてしまいました。
濡れた状態で擦ると繊維内に浸透した絵具もポロポロと剥がれてきます。
○布えのぐ/ターナー
地色の隠蔽、繊維への定着などなど、取り敢えず問題なし。
○アクリルガッシュ/ぺんてる+布描きえのぐ/ぺんてる
布描きえのぐの見た目の特性的に問題ないものと思われましたが、
案外食い付きは良くなくて洗濯後に薄くなってしまいました。
○アクリルガッシュ/ぺんてる+ファブリックメディウム/バニーコルアート
アクリルガッシュに布への定着を良くするメディウムを添加したものの、
案外特性は変わらず…というところ。