Snake Girl[1/6, MonsterJapan]
前回の続きです。
まだ台座しか手を入れてないような感じでしたが、実はあれこれ結構進んでまして、
つづきとかいいながら、もぉほぼ肌の下地塗装まで完了しております。
こちらのキット、実際いつ頃の製品かは不明ですが、
2004年に入手し、軽いバリ取りと、手足の軸打ちだけして放置していたものです。
放置してしまった一番の要因は、アタマのパーツでした。
写真ではすでに、蛇頭がニョキニョキ生えているので、感じないでしょうが、
まだそれが生えてなかった時を想像してみてください。
ただウネウネしている蛇の胴体がまるで螺髪のようで、
細い眼と相まって、それはもうまるで仏様にしか…。
今回引っ張り出してきたとき、頭部の蛇頭はまだランナーついたままでした。
切り出して軸を打ち、番号通りに頭につけてやると、あら不思議…
螺髪のような髪型のちょっとブサイクだと思っていたお顔が急に見栄えのするものに!
細い眼の理由も一瞬で理解できたのでした。
放置してしまった二番目の要因は、手に握った蛇のパーツが欠品していたことです。
しかし、みるみるうちに魅力的に見え出したアタマパーツのおかげで、
入らなかった気合いが、ココへきて急上昇。
検索かけても一切のヒットなし、全体像の把握はあきらめ、
アタマの蛇たちを参考に、手に握った蛇をエポパテで造形しました。
歯など尖った部分はエポパテのままだと弱いので、それをレジンに置き換えてます。
(量産予定は当然ないけれど、こんなにうねった形なので、
一発埋没方式だと厳しいだろうと、粘土埋めの両面型取りで複製しました。)
アタマの蛇たちの合わせ目消し、
絡み合った蛇の胴体の掘り直しにはえらく手間がかかりましたが、
基本的に抜きも合わせもとても良いキットでしたので、あとはすんなりと。
手を入れたのは、パンツとガーターベルトの輪郭がただの溝っぽかったのを
立体として見えるようにしたくらいですかね。
アタマと上半身、両足と下半身、右腕と掴んだ蛇、
それぞれを接着し、合わせ目を消したところで、
現在、両腕・上半身・下半身の4つに分かれた状態となっています。
肌の色は、いわゆる人の肌の色にするのか、
そうでなければ青・緑・紫どちらに寄せるのか、
どういう色を吹き重ねていけばいいのか…あれこれ迷いましたが、
まずはフィニッシャーズのプライマーを吹いた後、以下の感じで進めています。
- ガイア・グレーサフ
- 調色した浅葱色
- 調色したブルーグレー
- 調色したムラサキ
- 調色したグリーン(蛇)
いずれもシャビシャビに薄め、
ムラが出るように常に手を動かしながら、少しずつ吹き重ねています。
さて、問題はこの立体的な網タイツ、
どうやって凸部分だけ塗ればいいんだろ…。