栗山薫の未完の大長編「グインサーガ」の主人公、
初代ノスフェラスの王にしてケイロニア王となる豹頭の戦士グイン。
天野喜孝が描いた「20.サリアの娘」「28巻 アルセイスの秘密」の表紙絵を甲冑のモチーフに、
全体感は大好きな加藤直之に寄せて、
“黒竜将軍”としてのグインを1/6スケールのアクションフィギュアとして作成しました。
ヘッドは、スカルピーで作ったものそのものに着色しています。
口を開け怒りの表情をしたヘッドと２つ作りましたが、この甲冑のフィギュアには穏やかな表情のものを当初から使う予定でした。
（追記：2021年1月に怒りの表情のグインも完成させましたので、そちらも併せてご覧ください）
甲冑は全てエポキシパテで造形しました。肩や腕、脚部など一部は外すこともできますが、胸部は素体に着付けたスーツの上に直にパテを持っていますので、脱がすことはできません。
襟巻きはウサギの毛皮だったかな？
ボディには、HotToys素体を使っています。下半身に被せてシームレスに見せる筋肉パーツを樹脂用染料で黒く染め、ピタっとしたパンツのように見せています。
剣は、刀身をアルミ版から削り出し、プラ版で鞘のベースを作り、柄とともにエポキシパテで造形しています。
剣を腰に下げるベルトは、細く切った牛革を編むなどして作りました。
ベースの木の根は、庭木を抜いた際にいつか何かに使おうと取り置き、乾燥させていたものです。
その木の根の上に、樹脂用染料で薄茶色に染めたアクリル板を安定するよう取り付けました。
ベースから出たステンレス線を右足に絡ませ、フィギュアを安定して立たせています。
こちらのヘッドは対となる初期グイン用に同時製作したもの。
のちに完成させています。
