暗く静かで平和の国、2つの太陽がのぼる赤い惑星ドラキュロン。
翼あるものに変身する力を持つ彼女らヴァンピール族を含めそこに住む生命は、命の河の赤い水から必要な養分を得ている。
火を噴き地軸も逆転、気温の上昇と砂漠化が広がり、命の河も干上がりつつある病んだ惑星。
科学者らの健闘もむなしく、大気層クロプトン層は失われつつあり、人々は滅びの道を選んだ。
しかしヴァンピレラは、文明が滅びゆくままにしていることこそ罪だと感じていた。
生き延びることを望んでいた。
生命を奪うことは最大の罪であるヴァンピール族。
ある夜、恋人と過ごしていたヴァンピレラは、獣を殺し生き血をすすることを覚える。
そこへ降り立った地球人とのファーストコンタクトは不幸なものだった。
恋人を殺されたと勘違いした彼女は、宇宙船に乗ってやってきた科学者らの血を吸い、殺してしまう。
死の淵からよみがえった恋人は、罪を犯し怪物となった自らを蔑み、それを促した彼女を呪った。
恋人との決別の末、ヴァンピレラは故郷を捨て地球へと向かう。
そんな、ホセ・ゴンザレスの産み出したキャラクター“ヴァンピレラ”をハロウィーン時期に行われた展示会に合わせてつくりました。
ボディは、クールガールver.1.5を腹部関節を隠れるよう加工して使用。
多少の筋肉表現と腕輪が食い込んでる様子など、ディティールを追加しました。
ヘッドは、クールガールCG-02 “Ash”のものを使用。口を開口しプラ版で作った歯を仕込みました。
衣装は自作。極力継ぎ合わせる部分がないよう型紙を起こし、生地が薄く見えることを優先して縫製もできるだけ避けました。
下腹部エンブレムとイヤリングは、真鍮板から切り出し。
ボリュームやシワを抑えたかったブーツは、あえて成型品(メディコム・峰不二子)を利用。
手に持っているキャンディはリーメント製。
カカシの頭はスクィーズのおもちゃ。体は小動物用の敷き藁(だったかな?)にて。
ハロウィーン飾りの紙は、ラッピング用紙を折って切り抜きました。
切り株は庭に生えていた木の根っこ、カボチャは花屋で買ったヘポカボチャ。
コウモリは、エポキシパテにて自作です。